わしは40年ほど受験業界で仕事をしてきたが、毎日の、毎シーズンの仕事を通じて「幸福論」に思い至るようになった。受験生はみな、人によって本気度の差はあるにしても、絶対合格を目標とし、我々スタッフはそれを力の及ぶ限りサポートする。とはいえ、本試験に合格したからといって、幸福が実現するわけではないのだ。本当の意味での幸福は、自らが設定した目標に向かって努力する1日1日のうちにあり、またそこにしかありえないのである。中学・高校・大学などの受験を経験したことがある人なら、わかっているだろう。薄々感じ取っているだろう。合格がもたらす喜びはそれこそ一瞬のものであり、充実した生活と呼べるものは、それとは別のところにあるのだと。「幸福論」は、人それぞれであるが、幸福を追求する日々の中に、幸福があるように思う。
「試験に受かったら、それで安心」と思っていたら大間違い！　合格した人は、次なるステップに進める資格を得るだけなのだ。
なお、本日午前4時更新の「司法試験（新司法試験）・予備試験ブログ」は、司法試験（新司法試験）・予備試験の受験生以外の方々にも参考になるので、是非ご覧いただきたい。
【合格一本勝負】
Ｑ：2012年の抱負を、ひとことお願いします。（弁護士志望・東京都Ｙさん）
Ａ：やるべきことを、やるだけ！
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