放射能汚染のおそれがある牛肉が問題になっているが、「最先端科学の集積である原発の事故が、人類にとっての自然を反語的に教えてくれた」と、わしは考えている。人間が口にした食物について、「果物」→「肉」→「穀物や野菜」という歴史的な大きな流れがある。なぜか「肉」が人々を魅了してしまい、大量生産のシステムが産業的に確立されてしまった。特に牛は、添加物が入った精子と卵子から生まれ、ゲージの中でブロイラーとして扱われ、農薬まみれの飼料や放射能を浴びた牧草を与えられて、ホルモン剤・殺菌剤・抗生物質を生涯、投与される。これはもう、食物というより、製品の最終過程のしろものになってしまった。「牛肉は、工業製品」と改めて告げてくれたのが、原発事故とは何とも皮肉な話ではないか!
なお、本日午前4時更新の「新司法試験ブログ」は、新司法試験の受験生以外の方々にも参考になるので、是非ご覧いただきたい。
【合格一本勝負】
Q:福島やその周辺の方々にはたいへん申し訳ないのですが、子を持つ親としては、現地の食材は敬遠せざるを得ません。(司法書士志望・東京都Iさん)
A:子どもを連れて地元を離れて、帰ってこない人もいるくらいだからな。
【成川豊彦の関連ホームページ】
・ 成川.net(毎朝4時更新)
・ (パソコン用)合格グッズ.com
・ (携帯版)合格グッズ.com