ロースクールを出て新司法試験に備えている受験生の中には、「高くつくから、いいテキストを買わない。いい先生のいい講義を受けない」という人たちが結構いる。ロースクールだけでも出費がかさんだから、あとは必要最小限度の生活費だけに抑えたいというわけだ。
現行の制度が必ずしもいいとは思わない。その影響を受け、苦学している受験生の気持ちがわからないではない。しかし、例えば年間50万円のテキスト代や講義代をケチって、合格が1年遅れたらどうなる? また1年分の生活費が余計にかかるだけではなく、弁護士を目指しているとしたら、弁護士の平均年収1,471万円(2011年度日弁連調べ)が逸失利益になってしまうのだ。負けを続けると、1年ごとに1,471万円、損をすることになる。
最終合格するまでは、生活の隅々まで合理的な選択をする必要がある。目先の小金を惜しんで、大きな目標を見失わないように!
なお、本日午前4時更新の「新司法試験ブログ」は、新司法試験の受験生以外の方々にも参考になるので、是非ご覧いただきたい。
【合格一本勝負】
Q:日本には、「政治」と呼べるものがないのでは?(ロースクール志望・札幌市Sさん)
A:ないなら、私たちが作り上げていかねば!
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