「うつ」が深刻な社会現象となっており、どんな学校、職場、それに地域でも、身近な問題となっているが、わしの知り合いの65歳になる大学の先生から聞いた話。彼の友人2人が最近、続けざまに亡くなったのだが、2人とも死の直前、重度のうつに襲われていたという。年齢は60歳と67歳。平均余命からすれば、人生まだまだこれからだ。ところが、人は、楽しいこと、気持ちのいいことが自分で見つけられなくなると、急速に衰える。気持ちの張りを失えば、体の張りもなくなって、様々な病に漬け込む隙を与えることになる。
「2人とも私と同じように大学で教えていて、研究分野でも学生相手の講義でも威勢が良かったのですが、まったく信じられないくらい短期間に、ダメになってしまいました」と先生。無理にでも、もっとハッパをかけてやれば良かったのか。それとも、男同士の面子など気にせず、女々しいような話でもしてやれば良かったのかと、いまだに無念そうです。
それにしても、「人間、死んだら、おしまいである」。
【合格一本勝負】
Ｑ：テレビにも増して新聞が面白くないとのことですが、「小論文対策に社説を読む」という勉強法はイキですか？（ロースクール志望・愛知県Ｍさん）
Ａ：他人のものを読むより、自分で書くほうを勧める。そして、実力のある人に、有料で添削をしてもらう。
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