昨日、日本女性で初めて五輪金メダルを獲得した兵藤（旧姓前畑）秀子さんのことを紹介したが、今日は彼女が残した言葉に耳を傾けてみよう。
10分の1秒差で銀メダルに終わったロサンゼルス大会から次回のベルリン大会までの4年間、1日も練習を休まなかった彼女は、後輩たちにいつも次のように言っていた。「やると決めたことは最後までやり抜く。努力を惜しんではダメ」。
1979年、愛知県教育委員会などが国際児童年を記念して、愛・地球博記念公園に「三十年後の子どもたちに贈るメッセージ」を集めてタイムカプセルに入れたのだが、彼女が82歳で亡くなってから14年後の2009年、開封されたメッセージの最後にはこう記されていた。「さあ無限の可能性を持ったあなた達、明日に向かって第一歩を踏み出ようではありませんか」。
「強靭な意志と行動の人」というイメージが強い彼女だが、こんな本音を漏らしたことも。ベルリン五輪の200メートル平泳ぎ決勝レースでは、ワンストロークごとに、「助けてください、助けてください！」と心のなかで叫び続けていたそうだ。
なお、本日午前4時更新の「新司法試験ブログ」は、新司法試験の受験生以外の方々にも参考になるので、是非ご覧いただきたい。
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