1936年（昭和11年）、日本中がラジオの前に釘付けになった。アナウンサーはその名を何度絶叫したことか。「前畑がんばれ、がんばれ！」。ベルリン五輪、水泳女子200メートル決勝で、兵藤（旧姓前畑）秀子さんは、日本女性で初めて金メダルを獲得した。前回のロサンゼルス五輪では、10分の1秒差で銀メダル。その悔しさを忘れず、次の4年間、1日も練習を休まなかったという。当時は温水プールがあるはずもなく、泳げたのは4月から11月。春先や秋口には水は刺すように冷たくて、プール脇の小さな風呂を薪で焚き、震える体をどうにか温めながら、泳ぎ続けた。冬場はランニングと縄跳びで基礎体力の強化。戦争の気配が濃厚になる中、日本中の期待は国威発揚と分かち難く、今のように「五輪を楽しんで！」という柔らかい声援とはまったく無縁。「負けたら帰ってくるな！」とベルリンに送り出され、決勝前日、日本から届いた170通余りの電報はすべて、「勝ってこい！」だったという。
こんな凄まじいプレッシャーにさらされながら、最高の結果を出したニッポンの大先輩。「勉強や仕事が辛い」などと弱音を吐いていると、笑われるぞ！
なお、本日午前4時更新の「新司法試験ブログ」は、新司法試験の受験生以外の方々にも参考になるので、是非ご覧いただきたい。
さあ、いくぞ───。
【合格一本勝負】
Ｑ：社会人2年目ですが、職場のそばにランチにいい店がなくて困っています。（ＡＦＰ志望・東京都Ｓさん）
Ａ：弁当持参でいけ！
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