小中学生の自殺を伝えるニュースでは、必ずといっていいほど、校長や教育委員会上層部のコメントが紹介される。「最高責任者として、事件をどのように捉えているか説明する責任があり、また国民は知る権利がある」とマスコミは考えているようだ。しかし、現場のことをほとんど何も知らない人間に問い質して、どんな意味があるというのか？　実質的な最高責任者は保護者と担任教諭であって、組織上の上役には形式的な監督責任しかない。校長や教育委員会関係者に語れというのは、かえって無責任なことではないのか？
当事者として一番ショックを受けている保護者や担任に責任を求めるのは、人間として酷なことかもしれない。しかし、そこを素通りしている限り、全容の解明に迫ることは絶対にできないはずだ。まだ幼い子どもたちが自ら死を選択するということを、重大な社会的事件と捉えるなら、マスコミは鬼手仏心の気概で、報道にあたるべきだろう。
【合格一本勝負】
Ｑ：北朝鮮は何を考えているのでしょう？（ロースクール志望・兵庫県Ｈさん）
Ａ：ヤケクソ気味になっているから、あまり追い詰められない。そんな雰囲気を作り出すことには成功している。
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