知り合いの馬主さんから聞いた話を1つ。競走馬には細かい格付けがあって、1頭50万円から1億円以上もするものまで様々だが、あまり高い買い物をしない、裏返せば一攫千金を狙っている彼は、200万円程度を目安にしている。ところが、買うときに値切った馬は、絶対に勝たないという。
「精魂込めて大切に育ててきた牧場の人たちの心を汚すのか、はたまた値切られるような馬は、やはりそれだけの価値しかないのか、わかりませんが・・・」と馬主さん。ビジネス全般に通じる逸話として、わしは感心しました。
「いいものは、少し高い。値切らない」。
【合格一本勝負】
Ｑ：ノーベル化学賞の受賞が決まった根岸さんの、「高度な研究になればなるほど、基本が大事になる」という会見を聞いて、成川先生と同じことを言っている！と思いました。（弁護士志望・東京都Ｍさん）
Ａ：受験でも研究でもビジネスでも、根本は同じ。「難しければ難しいほど、基本が大切である」。逆にいえば、「基本ができれば、大きな試験、大きな研究、大きなビジネスもできる」のである。「基本を、なめたらアカン」。特に、新司法試験などの受験においては、「基本が、すべてである」。
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