新司法試験の志願者数が、低下傾向にある。現在の受験者数は、おおよそ8,000人から10,000人。わしの考えでは、人口の0.02％程度、24,000人が受験者数の適正値だと思う。8,000人前後では、3分の1から半数以下しかない。これでは、法曹にいい人材が出て来ないのではないか、との危惧が拭えない。
低下傾向の主な理由は、ロースクールにかかるコストだろう。400万円から600万円の学費に加え、生活費も工面しなくてはいけない。実質的には、お金持ちしか勉強の機会が得られない。「自らの体1つで、難関資格を突破し、社会に打って出る」という旧司法試験志願者の夢が、成立しなくなっているのだ。司法制度改革はまだまだ途上にあるとはいえ、現状の方向性は正しいとは言い難い。自己実現と社会貢献の両立を目指す受験生たちのヤル気を殺ぐことがないよう、関係各位にはさらなる英知と奮闘をお願い申し上げます。
【合格一本勝負】
Ｑ：暑気払いには、水浴びが一番！　クーラーは体調をおかしくします。（弁護士志望・大阪府Ｙさん）
Ａ：今日のわれわれは過度に嫌っているが、汗の機能も元々そこにある。
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