昔からの知り合いに、「息子が司法書士を目指しているので、受験指導をしてやってほしい」と頼まれたので、引き受けることにした。報酬なしのボランティアである。ところが、この息子、約束の時間にたびたび遅刻はするわ、朝早くや夜遅くなど非常識な時間帯に電話をかけてくるわ、おまけに、わしの言うことは一向に実行しないわで、ホトホト困り果てていた。で、案の定、すべりました。すべるべくして、すべりました。すべったほうがいい人なので、すべったのだ。
何かの間違いで合格していたら、本人の勘違いは増長され、司法書士という業種の価値は低下し、社会に貢献するどころか迷惑を及ぼしていただろう。知り合いからは、「今年もう一度、お願い！」と頼み込まれたが、丁重にお断りしました。この息子の母親も、パッとしない。
【合格一本勝負】
Ｑ：勝負の夏です！　先生、ひとこと、お願いします！（社労士志望・神奈川県Ｈさん）
Ａ：「合格だけを考えろ！」。
【今日の書】
一日一生
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