わしはこれまで、たくさんのお粗末な人たちを見てきた。「ド・受験生」「ド・サラリーマン」「ド・ＯＬ」と今では呼んでいるが、彼・彼女たちには、どうしようもない共通項がある。それは、「自ら代替案を捨てている」。
受験の場合なら先生や講師、仕事の場合なら上司やユーザーの言うことを、イヤイヤながらにしかやろうとしないのが、「ド」のつく人たちなのだ。その性根には、「もっといい方法を見つけよう」「自分なりの考えを試してみよう」といった改善の気持ちがまるで見当たらない。つまり、学習やビジネスを進める上で、代替案をドンドン提示して、積極的に参加していく意思に欠けている。「とりあえず時間が来て、済めばいい」というのが本音。その本音通り、誰がやっても同じようなことしかできず、しかも、それさえ満足にできず、その結果、「あなたの代わりは、いくらでもいる」という宣告を社会から受けることになる。これは、悲劇でも何でもないぞ！
わしは長年、「ド」のつく人たちをどうにかしようとがんばってきたが、最近は年のせいか、怒りばかりが先行する。真面目な挑戦者だけを応援したいと考えているところです。
【合格方法一本勝負】
Ｑ：頭がいい人って、いろんなことを考えていますね。（宅建志望・茨城県Ｓさん）
Ａ：考えるから、よくなる！
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