わしは40年近く、受験生の指導にあたってきた。短期合格を実現するために、各種試験に即した勉強法はもちろんのこと、生活習慣の細部に至るまで、受験生その人に必要な事柄を、大胆に、かつ細やかにアドバイスしてきた。しかし、次の真実だけは、わしにもどうしようもない。
「肝心なことは、自分で気づく」。
他者との競争である試験に受かりたいのなら、人に負けないよう、2倍も3倍も勉強する。間違った箇所は、すぐさま理解・暗記を万全にして、もう2度と絶対にミスしないようにする。つまり、「量をやる」「改善する」といった大枠のことは、先生や講師に言われているようではダメなのだ。自分自身で必要性を感じ、当然のように実践しない限り、効果は期待できない。
これは受験だけではなく、仕事全般にもいえること。競争がより露骨なビジネスの世界では、誰も言ってくれないぞ！
【合格方法一本勝負】
Ｑ：30歳を過ぎて、資格試験の勉強を始めて、思うこと。「あたりまえのことをやるのは難しい」。（ＡＦＰ志望・東京都Ｔさん）
Ａ：受験は、いい訓練になる！
【今日の書】
悪口は弱い人間の口癖だ
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