夢を抱いて、実現する君よ！わしの「個別指導」に通っている、B君（25）は、都内のロースクールへ通っている。担当教官が教育熱心そうで、講義で理解できないことや、時間内に質問できない時は自宅に電話をしてきてもOKであると、公言されているそうだ。
 B君から、教官の話を聞いた時、「すごい先生だな」とわしは、答えた。なかなか、できないことである。先日、B君の指導が終わり、雑談していた時の話である。
「成川先生、僕、昨日、担当教官のご自宅に電話をさせていただいたんですが・・・」。
 納得できない表情で話し始めたB君に「どうしたの？」と尋ねた。
「何か、感じ悪かったんですよ～電話をしたら、担当教官が電話口に出てくださったんですが、質問をしている途中にインターフォンがピコピコ鳴り始めまして・・・、どうも、教官の奥さんが僕からの電話に切れて、インターフォンを鳴らし始めたみたいで、教官がおどおどされて・・・僕の方から、日を改めさせていただきますとお伝えして電話を切りました。指導教官、奥さんに頭が上がらない様子でした。そういうことだったら、ロースクールで何か質問事項があったら、自宅に電話をしてきてもいいからなんておっしゃらなくてもいいのに・・・公の顔と家庭の顔に『差』がありすぎます。僕、そんなのは嫌です」。
 B君、怒り心頭である。
「確かに、そうだね。自宅に電話をなんて、言わない方がいいと、わしも思うよ」。
と正直な気持ちを伝えた。同じ、指導者として・・・、自分が発する言葉には「責任」を持ちたいと強く感じた。将来がある若者に対して、「真摯」な姿勢で対応して行きたいと改めて思う、わしである。
 夢を抱いて、実現する君よ！ いつも同じ顔と対応ができる大人になって、夢を絶対実現！！
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