ひと言

公私の区別は、どこに?


 夢を抱いて、実現する君よ! 先ごろ、世界的な問題として発覚した「パナマ文書」。各国の政府高官、その親族や関係者が、タックス・ヘイブンを利用した税逃れをしていたことから、猛烈な批判を受けた。私企業ならば、「賢い」、「優秀」、「抜け目ない」と言われることでも、公の立場にある人は、ちょっとまずいだろう。「合法ならば、許される」という問題ではないはずだ。
▼夢を抱いて、実現する君よ!「本人はノー・タッチで、周囲の人間がやっていること」では通らないだろう。公は、税金で機能している。なのに、公に仕える人が、税逃れをする。これ、完全にアウトでしょう。禁じ手です。モラルもへったくれも、ありゃしない。「成川合格塾」の受講生で、検察官を目指して勉強している30歳の女性は、こんなことを言っていました。
「政治家と政治屋の区別を見極めるのは、難しいですね。人は、変わります。状況も、変わります。政治は、かなり特殊な世界だと思います。『落選すれば、ただの人』といったリスクに、巨額の費用、大きなエネルギー、決して短くはない時間を投じて政治家を目指すのですから・・・『元は取る』、『取れるものは、取れるうちに取っておく』と考えるのも、無理からぬことかな、と・・・決して理解を示しているわけではありませんが、ちゃんとした政治家が、いつしか政治屋になる、政治屋的なことに手を染める・・・これも、人間かなと思います」。
 確かに、人間、それほど上等ではない。だからこそ、矜恃や品格を求めることに、大きな意味があるのだ。
▼夢を抱いて、実現する君よ! 私たちの公を今一度、考えて、夢を絶対実現!!
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