夢を抱いて、実現する君よ！一番、残念なのは、「以前にできた問題が、今、できないこと」。この現象をいつまでも、放ったらかしにしていると、実力は伸びない。万年不合格のままになる。この原因を探ってみよう。
（1）まず、「以前」「できた」の「できた」について。
 本当は、完全に理解されていないか、たまたま、答えが合った程度。「短答」で、よくあるケース。「論文」でも、同じことがいえる。この現象を“理解の錯覚”と呼ぼう。これを防ぐには、当該問題・論点を図表に書けるまで分かることが必要だ。
（2）次に、「以前」完全に理解した問題・論点でも、時が経つと（、つまり、「今」）、忘れてしまっていることがある。自然に、頭から消えるからである。これは、だれにでもある。“時間の錯覚”と呼ぼう。この現象は、（1）の“理解の錯覚”の程度に比例して、大きい。答えをいいかげんに出せば、時間が経つと、まったく問題の本質が分からなくなっている。これを防ぐには、次の点を実行すればよい。
 ① ストックを充実させること。
 ② 時々、他者からチェックしてもらうこと。
 「短答」なら、「短答過去問アレンジ答練」を定期的に受け、自己チェック表を作る。「論文」なら、「論文過去問答練」を受け、添削してもらう。司法試験なら10年分の過去問、予備試験なら5年分の過去問を、フォローする。その際、「試験委員コメント集」を吟味しながら、進んで行く。決して、ひとりよがりな解釈で、終わらせないこと。できるだけ、「スクール東京」などのプロフェッショナルな先生に指導してもらう。「試験委員コメント集」を使わずに、「論文」勉強をしていても、まったく、意味がない。本試験の出題者本人の目的・意図が分からずに、問題文を解こうとするのは、ナンセンス。ピンボケも、甚だしい。世間には、合格者の答案を中心に勉強する人がいるが、まったくおかしい。そんな人には、次の質問に答えてもらいたい。
 「君は、プロフェッショナルから学ぶのか。それとも、アマチュアをまねるのか」
答えは、自明だ。もし、アマチュアの答案を検討するにしても、「この程度の内容で、合格できるのか」と知るだけで十分だ。
▼夢を抱いて、実現する君よ！司法試験・予備試験を、安直に受かろうとはしないでもらいたい。正当な勉強をして、合理的に合格して欲しい。ラッキー合格など目指してはいけない。（結果として、ラッキー合格になるのは、仕方がないが）。「過去問をしっかりと研究すれば、必ず合格する」。いや、実際は、こうである。「過去問をしっかり、研究している途中で合格する」。だから、過去問を全部、完璧に理解する必要はない。時間などの関係で、全問やれなくてよい。しかし、やった問題は、必ず分かること。そうすると、フォローしていない問題があっても、いい。それまでの実力だけで、本番合格できるから。
▼夢を抱いて、実現する君よ！今日、述べたことを理解して実行すれば、「以前にできた問題が、今できないこと」、がほとんどなくなる。もちろん、本試験には“カクーーン”と勝利する。
▼夢を抱いて、実現する君よ！さあ！今日も“スコーン”と“爆勉”しよう！“ビシッ”と行け！夢を実現！！
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Q：今日の教訓は・・・？（公務員志望・東京都・合格ネームNさん）。
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