夢を抱いて、実現する君よ！　法曹資格の取得のために必要な司法試験・予備試験のような「大きな試験（社会的な価値やステータスが、より高い試験）」になると、受験生にベテラン組が存在する。昔なら、10年選手もゴロゴロいた。門戸が広く開かれた現在では、「5年間、勉強している人はベテラン」と、わしは定義している。一般に、ベテランとは、「それなりの経験を実地に積んで、知識やノウハウの駆使にも自分なりのやり方があって、中堅として活躍が期待されている人材」を指すが、受験ではちと趣が異なる。仕事や家庭の事情などで、5年間がんばって勉強しても最終合格が得られず、それでも自らの目標をあきらめていないベテラン。これは、価値がある。わしも、全力で応援したいと思う。しかし、「なってはいけないベテラン」もあるのだ。そのような人たちが、受験界には現実に多数存在する。たとえば、こんなベテラン！　わしは「成川合格塾」で個別指導をする際、必ずミニテストを行うようにしている。前回に学んだ事柄が、キチンと復習され、ちゃんと理解されているか。思わぬ漏れや勘違いがないか。それらを厳しくチェックするのが目的だ。ところが、これを嫌がるベテランが実に多いのだ。「そんな基本的なことは、もう分かっている」「もっと高度な内容を学習したい」とでもいうように。「大きな試験」に挑戦している受験生の中には、妙なプライドを頑なに持ち続ける人たちがいて、特に高学歴者に目立つ。わしに言わせれば、「難しい試験に挑戦していること自体が、偉い」と錯覚しているだけなのだ。そもそもテストは、他人から試されるもの。日常的な訓練として、テストされることを嫌がっているようでは、何年やっても無駄というものだろう。
なお、午前4時更新の「司法試験・予備試験ブログ」は、司法試験・予備試験の受験生以外の方々にも参考になるので、是非ご覧いただきたい。
夢を抱いて、実現する君よ！　なってはいけないベテランになるな、近づくな。夢を、絶対実現！！
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