勉強の効率を格段にアップさせるコツ、短期合格を実現する手段として、これまでに何度も紹介している学習法「ある項目を勉強したら、24時間以内に、関連する演習問題や過去問を解く」。
自らの理解度を確かめ、使える知識として定着させ、闇雲な暗記に走らないようにするには、欠かせない方法なのだが、もう1つ重要な意味がある。それは、「日々の勉強を、できるだけ本試験に近い形でフィニッシュさせる」。
受験生が学ぶのは、もちろん合格のためだが、より具体的に言うなら、「テストを受ける（問題を解く）ため」。テキストを読み込んだり、サブノートを整理したり、暗記をするためではない。それらはすべて、2次的な事柄である。1次的には、テストを受ける（問題を解く）ことでしかないのだ。
つまり、24時間以内に関連問題に挑戦することによって、毎日の学習を本番に直結した形で完了する。勉強のやり放しといった無駄は、徹底的に排除する。「本番や答練では緊張してしまって、思うように実力が発揮できない」と悩む受験生は多いが、年に1度や2度の本試験、数回しかない答練では、止むを得ない面もあるのだ。場慣れしようにも、決定的に回数が不足しているではないか。
だから、24時間以内に問題を解く習慣を確立して、「本試験の日常化」を目指す。「特別なことではない」という意識・行動を身につける。この学習習慣があるのとないのとでは、同じ勉強量でも、結果にそれこそ雲泥の差が出るぞ！
「要は、プロになることである」。
【合格方法一本勝負】
Q:仕事の後の勉強で、目にかすみが。（社労士志望・東京都Ｈさん）
A:遠くを見る。3分ほど目を閉じる。首や肩の筋肉をほぐす。がんばれ！
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