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「受験くずれ」は、こわい!

 わしの知り合いの中小企業の社長さんが、1人の男性を雇った。年齢は33歳。親の援助とアルバイトで生活しながら、司法試験の勉強を10年続けていたのだが、合格を果すことができず、ついに目標を修正して、就職することにしたのだ。
 ところが、この男性、口は達者だが、誠実さがない。もっともな理屈をペラペラとまくし立てるが、仕事に対する熱意といったものが感じられない。入社して半年ほど経った頃、この男性が取引先に対してミスを犯したのだが、謝罪の態度や善後策の講じ方がまるでなっていなかったので、社長が厳しく注意したところ、どうやら気分を害したらしく、辞めると言い出した。しかも、「残っている有給休暇の扱いは?」「退職金の額はどうなるのか?」などと、最後の最後まで自分のことしか見えていなかったという。
 「私は政治家との付き合いが多くて、しょっちゅうパーティー券を買ったりもしています。司法試験の勉強を10年もしているのなら、議員秘書にピッタリだと思い、本人が希望するなら、紹介の世話ぐらいはできると思っていたのですが、まるで使い物にならないことがよくわかりました。先様に迷惑をかけないうちにわかって、よかったと思っています」と、社長さんは苦笑いをしておられた。
 社会人としての常識を欠いたまま、専門的な勉強ばかりしていると、「受験くずれ」になってしまう。現在、試験の準備をしている人は、「仕事でお客様に接するのと同じように、誠実に勉強すること」を忘れないように。
<人生一本勝負!>
Q:『成川式・合格集中力』にあった「一口32回、噛む」を読んでから、おやつの<シャープ3兄弟>を、時間をかけて食べるようにしています。小さいのに、意外なほど満足感があって、ビックリです!(司法書士受験生/女性27歳)
A:自然の恵みは、ゆっくり噛むほどに、広がっていくものです。

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