夢を抱いて、実現する君よ！　集団的自衛権の行使容認を巡る論議、どこに行き着くのか？　当初は、反対派国民の声を代弁する形で慎重な姿勢を崩さなかった与党・公明党も、わずか1ヶ月の間に、自民党のほぼ言いなりに。「歯止めが効いている」「なし崩しにはならない」とは言うものの、30日かそこらで自己の主張を引っ込めて、意見を異にする規模の大きな勢力に与することを、世間一般では、「歯止めが効いている」とは言わない。それはまさしく、「なし崩し」なのだ。集団的自衛権の行使容認が、戦争への道を開くものになることを恐る人たちが最も危惧しているのは、ここの部分ではないか。平時の、協議の段階でも、なし崩しは簡単に起きる。非常時や、それに近い状況では、どうなるのか？　法的に可能であれば、現在、平和を享受しているわが国でも戦争や紛争は十分に起き得るし、巻き込まれる可能性も増大する。「戦争放棄」という日本国憲法9条の条文は、まさに法規として最高の抑止力を持つもので、ここの解釈を時の政府判断などによって都合良く緩くすることは、法の支配を力の支配へと、にわかに変質させることにもつながる。思えば、集団的自衛権の行使容認の議論が声高に語られるようになったのは、ここ十数年来、緊迫感が増してきた、日本を巡る中国・韓国・北朝鮮のマイナス均衡が主な原因であって、そのマイナスの原因の多くは、先の大戦や事件からもたらされている。つまり、戦争によって生まれた諸問題に対し、再び戦争によって対処しようとしている、とも言えるのだ。これはテロリズムにも似た典型的な負の連鎖であって、中東やアフリカにおける紛争は、対岸の火事ではない。先進国と称されようと、発展途上国と呼ばれようと、本質的には変わりない。同じである。だからこそ、原爆という未曾有の大量破壊兵器によって敗戦を決定づけられた後、焼け跡から曲がりなりにも一流国の仲間入りを果たした日本には、やるべきことがあるのではないか。
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夢を抱いて、実現する君よ！　君は、どう思う？　夢を、絶対実現！！
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【合格一本勝負】
Q：集団的自衛権の問題は、アメリカが、もう世界の民主警察としてはやっていけないことが、根底にあるのでは？（日商簿記1級志望・山梨県Yさん）
A：応分の役割を求められていることは、確かだと思う。
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