ＪＲ新宿駅東口を出て、靖国通りへと向かうゆるい坂道の入口、果物屋の対面に、古本や雑誌を売っている露店がある。多くはマンガ、週刊誌やポルノなのだが、ある日、いつものように通り過ぎようとすると、強烈なオーラに思わず引き寄せられて1冊に目が釘付けになった。そこにあったのは、芦部信喜先生の『憲法（第五版）』。今年の3月に出たばかりの定価3,100円が、1,000円で売られていたのだ。
「一体、なぜこんな所に・・・」「買取価格は売値の半分ほどだから、500円で売った人がいるんだ」と思って、座り込んでいる店のあんちゃんに訊いてみたのだが、どんなヤツが持ち込んで来たかなんて、いちいち憶えていない、電車のなかで拾ったのかもしれないし、とのこと。そりゃそうだろうなと思いながら、それにしても、このままにしておくのは申し訳ないと考え、すぐに引き取って家に連れて帰りました。
芦部先生の霊前にまいったとき、わしはこの話をしようと思う。先生は、上品な笑みを浮かべて、「そうでしたか」と言われるにちがいない。
なお、本日午前4時更新の「新司法試験ブログ」は、新司法試験の受験生以外の方々にも参考になるので、是非ご覧いただきたい。
ドカ───ンと行こう！！
【合格一本勝負】
Ｑ：原発は、人類にとって、まだ50年くらい早い！　これが私の結論です。（ロースクール志望・大阪府Ｙさん）
Ａ：暴走（核分裂）はさせられても、確実に制御することはまだできないからな。
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